人生の目的地に到達するには、目的地を探してはいけない

dark horse

『Dark Horse』(ダーク・ホース)トッド・ローズ オギ・オーガス著

相談に来られる方の中には、このような方もいらっしゃいます。

「もし、調査結果が~ならこうして、もし~ならこうして、でも、ひょっとしたら~かもしれません・・・。いったい、どうしたら良いでしょうか?」

不安な気持ちは分かりますが、あらゆる場面を想定して、あらゆる対策を知らなきゃと思い、タラレバが次から次に続いて永遠に悩みが続きます。

ええ、気持ちは分かります。僕も昔はそうでした。

今回はそんな方の為に、おすすめの書籍の紹介と共に、どう考えたらよいかをお伝えします。

これは人生の選択肢に迷った時に使えますので、参考にしてみて下さい。

上級チェスプレイヤーの考え方

例えば、チェスや将棋のトッププレーヤーって、何手も先を読むことに長けていると思いますよね。

ですから、名人かシロウトかは、先読みできる数で決まると思うかもしれません。

ところが、たいていの上級チェスプレイヤーは、そういう戦い方をしていません。

実は、彼らはただ次の一手に集中しています。

それは、今の局面で最も自分が優位になる可能性のある駒の動かし方を判断するそうです。

本当にそれで良いでしょうか?

実はスーパーコンピューターも同じ考え方をしている

トッププレイヤーたちは、長期的な目標よりも、状況に応じた意思決定を優先させているのは理由があります。

次から次に起こり得る結果に対して、どのような人間にも、そしてどのようなコンピューターにも、計算できないほどの無数の可能性が潜んでいるのですが、かえって目の前の局面に集中した方が良い結果が出るそうです。

IBMが開発したスーパーコンピューターが当時の世界王者に、人間とマシンのチェス初対決を挑みましたが、チャンピョン(人間)が、スーパーコンピューターに勝利しました。

スーパーコンピューターは、1秒間に1億から2億の局面が見えるのに、です。

しかし、最近では、スーパーコンピューターがチャンピョンに勝利しました。

それは、プログラマーたちがコード体系を変え、すべての可能性をしらみつぶしに計算したのではなく、人間のプレイヤーのように目の前の一手に集中するようにしたからです。

目の前の一手に集中する

夫婦問題だけではなく、いろいろな悩みに直面したとき、先のことをあれこれと考えて、悩んでしまうと思います。

しかし、最新の科学的な知見からみると、実は先のことを何手も考えるより、まずは目の前のことに集中して、小さな一つ悩みを解決することをやる方が、うまくいく可能性が高いということです。

本書のサブタイトルにある『好きな事だけで生きる人が成功する時代』、誰しもそんな生き方が出来ると良いです。

他にも、いろいろな研究結果とそれを活かす方法が書かれていますので、もしよかったら読んでみて下さい。

 

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#ハーバードの研究チームが実証