手放すということの大切さ 藤井風さんの「帰ろう」を聴いて思うこと

以前から姪っ子に「高校の大先輩に藤井風さんってすごい人がいるんだけど、本当にすごいからYouTubeみて!」と言われていました。

「うん、またいつか観るよ。」という感じで軽く流していましたが、見始めるとはまってしまい、ここ最近は朝と寝る前にいつも風さんの曲を聴いています(笑)

 

その中でも、僕が一番好きなのは『帰ろう』という曲です。

以下に歌詞の一部を抜粋します。

怖くはない 失うものなどない
最初から何ももっていない

(中略)

去り際の時に 何が持っていけるの
一つ一つ 荷物 手放そう

憎しみ合いの果てに何が生まれるの
わたし、わたしが先に 忘れよう

by 藤井風 帰ろう

 

これは禅の言葉にも『本来無一物』というのがありますが、人間はこの世に生まれてくるとき、何も持ってはいません。

そして人は生きている中で、家や車、家電製品などのモノだけではなく、家族や友人などたくさんのものを持つようになります。

でも本来、何も持っていない状態で生まれてきて、いつか旅立つときも、何も持ってはいけない、それが人の真実だよ、というのが禅の教えです。

 

確かに、手に入れた何かを失う時、とても心が痛みます。

でも、もともと「持っていなかったもの」として考えたとき、自分の中でこだわっていた事や未練を手放すことで、心が軽くなり、次に進むことができます。

 

人生が旅だとすると、背負っている荷物は少ない方がいいです。

もし、いまたくさんの何かを背負っているのなら、より長くより楽しく旅を続けるためにも、一つ一つ荷物を降ろしていけたらと思います。

 

 

 

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