周りに頼ることの大切さ

年末年始はわりと時間があったので、趣味の読書をして過ごしました。

その中で、面白かった書籍と感想を書いてみます。

『なぜ世界はそう見えるのか』
(DENNIS PROFFIT & DRAKE BAER 著)

じつは人間は、同じものを見ているつもりでも、人によって捉え方や感じ方が違います。

例えば、「友人と一緒だと、坂の勾配が緩やかに見える」とか、「糖分を摂取すると、モノまでの距離を短く見積もる」などの現象が起こるらしい。

その理由を科学的にひも解いている書籍です。

さて、難しいことはさておき、本書を読んで感じたことは『人間はひとりでは生きていけない』ということ。

愛する人の手を握ると、不安が和らぐ。

友人と登る坂道は、それほど急坂に見えない。

などなど、こうした発見が教えてくれるのは、大昔から、自然界の中では弱い存在だった人間は、生き延びる為に仲間の存在が必要だったんですね。

それは精神論ではなく、もうDNAレベルで人間の身体に刻まれているようです。

健康、寿命、幸福、認知機能ーこのどれもがソーシャルサポートによって維持され、より良いものへと変えられている。(本文より)

人間という生き物は、周りに支えてくれる人がいることで、知らないうちに元気が出たり精神が安定したり、いろいろな困難を乗り越えることができるように創られているようです。

ですから、辛いことや苦しいことは一人で頑張らず、どんどん周りに助けを求めることが大切ですね。

当社に相談に来られる方の多くは、ギリギリまで一人で悩み、苦しんで、どうにもならない状況になって相談に来られます。

よく思うことは、「もっと早い段階で誰かに相談できれば良かったのに」ということです。

大切なのでもう一度言います!(笑

普段から、辛いことは一人で頑張らず、どんどん周りに助けを求めることが大切ですよ。

コーギー部長は、どんな世界が見えているのかな?

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