朝の見守りパトロール。
六年間、毎朝、子どもたちを見送った。
今日は、子どもたちが感謝の会を開いてくれた。
手紙をもらい、卒業式で歌う歌を聴く。
「六年間、毎朝ありがとうございました。」
そう言ってもらって涙が出そうになった。
ありがとうは、こちらのセリフだよ。
君たちの挨拶や笑顔で、
毎朝元気をもらっていたのは、
こっちだから。
朝、子どもたちが元気よく「おはよう」と言う。
「いってきます」と笑顔で駆けていく。
それを見送る時間が、
自分にとっての励ましになっていた。
誰かのためにしているつもりが、
いつのまにか、自分が支えられている。
人生とは、そういうものかもしれない。