『セラピスト』(最相葉月著)を読んで。

先日、車の中で「TOKYO FM」を聞いていたら、ノンフィクションライターの最相葉月さんが出演していました。

内容はどうやら、新しく出版される書籍、『胎児のはなし』の告知のよう。

 

1998年、ベストセラーになった『絶対音感』は、タイトルに聞き覚えがありましたが、最相葉月さんの本は読んだことがありませんでした。

もちろん『胎児のはなし』にも最初はとくに興味はなく、かるく聞き流していました。

 

しかし、ラジオから流れる最相さんの雰囲気や話を聞いているうちに、だんだんと本を読んでみたいと興味を持ってしまい、気がついたらいつものアマゾンで検索。。。

 

さて、『胎児のはなし』『絶対音感』などいくつかのタイトルが表示される中、一番目についたのが、今回購入したこちら。

「セラピスト」最相葉月著
『セラピスト』(最相葉月著)

それは、実際にこれまで僕が相談を受けた方の、じつに8割以上が「心療内科」や「カウンセリング」に通った経験があり、私自身もとても興味がある分野だったからです。

そして、通った経験のある方のほとんどが「あまり効果を感じられなかった」という状況なのですが、この本も、そもそも著者自身が、カウンセリングに対して様々な疑問やうさんくささを感じていたところから、取材が開始されています。

 

本書の詳しい内容はアマゾンのレビューなどを見てもらうとして、僕自身の読んだ感想は、

心療内科と言えば、「ろくに話も聞かず薬だけ処方される」という話を聞くことが多い中で、こんなにも真剣に取り組んで、こんなにも熱意と温かさをもった医師(セラピスト)がいるのだなと、心から感動を覚えました。

また、著者の仕事に取り組む真摯な姿勢が、とても伝わってきました。

世間から見ると、「セラピスト」以上にうさんくさくて怪しい「探偵」ですが、クライエントに対するやさしさや温かさ、仕事に対する姿勢を少しでも見習いたいです。

 

余談ですが、いつものクセで、ついこちら2冊もポチっと購入。

「仕事の手帳」最相葉月著
『辛口サイショーの人生案内』
『仕事の手紙』

おそらく『胎児のはなし』も購入するでしょう(笑)