【調査事例】妻の浮気調査、結果は相手にも家庭があり、慰謝料を一括で400万円支払いました。

以前のブログで少し書きましたが、長引くかと思っていた「妻の浮気調査」が、今回、スピード解決して、しかも、その後の慰謝料までスムーズに取れましたので、大丈夫な範囲で書きます。

最初の相談

3か月前、依頼者であるご主人が、仕事に行った後に、ふと荷物を忘れて自宅に帰ってみると、パートに行っているはずの奥さんが家にいて、おしゃれをして出かける様子でした。

どうしたのか尋ねると、「急に仕事が休みになったから、気分転換に買い物に行くところ!」と言われました。

パートの仕事が急に休みになることなんて、本当にあるのかな?と不審に思ったご主人は、数日後に、奥さんのスマホをこっそりチェックしてみたそうです。

すると、LINEで男性とのやり取りがあり、内容からどうも交際している様子。ただ、相手はまったくの予想がつかない人物。

きつい性格の奥さんを問い詰めても、本当のことは話さないだろうと思い、依頼に来られました。

調査結果

普段、パートには車で行く奥さんでしたので、調査開始から3日間は自宅から職場まで車で移動しました。

そして、4日目の朝は勤務先と違う方向へ走り出し、動きがあるなと思っていたら、「イオンモール岡山」に行きました。駐車場に車を停めると、店舗内を通り抜け、地下通路から岡山駅に向かいます。

その後、岡山駅から電車を利用して倉敷駅まで移動すると、そこから徒歩で近くのアパートに入りました。

幸い、見通しが良いアパートだったので、簡単に部屋を突き止めることが出来ました。

その後、3時間ほどで奥さんがアパートを出ますが、カギをしめなかったので部屋に誰かいる様子です。ここで、奥さんの尾行はやめて、部屋にいる人物を調査します。

約30分後、同じ部屋から男性が出てきたので、その男性を追います。

男性は、アパート駐車場に停めてあったベンツに乗りました。(この車は、奥さんがアパートに入った時点で、あやしいなと目をつけていた車です。)

ベンツは、倉敷市内を走行し、不動産関係の事務所に立ち寄りました。
その男性は、カギを使用して事務所に入ったので、オーナーだと思われました。

男性が少し周りを気にしている様子だったので、その日の調査はそこで打ち切りました。調査4日目で、かなりの情報が手に入りました。

さっそく依頼者であるご主人に連絡をして、状況を報告しました。

そして、昼間のアパートだったので「不貞の証拠」としては回数がいること、また、相手男性が用心している様子から、調査が長引く可能性があることを伝えました。

この時点で、男性の雰囲気などから、「家庭」があるだろうなと推測していましたが、その後の調査で自宅を特定し、妻と娘が3人いることも判明しました。

肝心の「不貞の証拠」の方は、調査開始から2週目の週末、奥さんが土日で「実家に泊まる」と嘘をついて男性とアパートに宿泊してくれたので、しっかりとした証拠になりました。

その後の解決まで

ご主人は、「子どものこともあるので、離婚は避けたい」との事だったので、相手男性だけに慰謝料請求をすることになりました。

最初は、「相手男性の妻と子供にも事実を知らせて、相手の家庭も壊したい!」とも言われていましたが、そうなると、相手男性の妻が、こちらの奥さんに慰謝料請求し返してきて、かなり話がこじれます。

そうなると、夫婦関係の修復どころではなくなってしまいます。

アドバイスとしては、怒りの感情はよくわかりますが、感情に任せてやってしまうと、本当に望む解決が手に入らなくなるので、冷静に対応していきましょうと話をしました。

最終的には、依頼者であるご主人が、相手男性の職場に行き、示談交渉しました。

相手男性は、やはり「妻と子ども達には内緒にしてほしい」とのことで、「今後、二度と会わない」約束と、「慰謝料として400万円を一括で払う」約束を取り交わし、無事に交渉が終わりました。

相手男性とは、どこで知り合ったか?なのですが、調査中の様子をみていると、部屋以外で会うこともなく、接触の仕方も慣れた様子だったので、交際期間が長いか、以前からの知り合いではないかと予想していました。

最終的に、奥さんに問いただしたところ、ご主人と出会う前に交際していた男性で、ふとしたっきっかけで連絡を取り合い、会うようになったとの事。

このケースでは、先に相手男性から崩して、後から奥さんと話をした方が、スムーズにいきます。交渉相手が複数いる場合、弱そうな(崩せる)相手から責めていくのが良いです。

ご主人は、奥さんが素直に認めて謝ったので、あえてなにも言わずに許したそうですが、しばらくは信用することが出来ないので、元のように修復するまでは時間がかかるでしょうと話をしていました。

「それでも、子供のために頑張ります!」と、力強く最後に言われた言葉が、印象的でした。

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