夫の浮気調査をご依頼された奥様が、報告の際にこうおっしゃいました。
「とてもショックです。私には魅力がないから浮気をされたんでしょうか。」
浮気を経験すると、心が大きく揺らぐのは自然なことです。
「自分に何か足りないものがあったのだろうか。」
「愛される価値がないのではないか。」
そんな否定的な思いが次々と湧き上がり、自分を責めてしまうこともあるでしょう。
でも、ここで少し立ち止まって、深呼吸をしてみてください。そして、こんな風に考えてみましょう。
あなたの価値は、誰かに愛されるかどうかで決まるものではありません。
誰かの「評価」に左右されない自分
私たちは、誰かに愛されたり認められたりすることで幸せを感じることがあります。それは人間として自然な感情ですし、否定するものではありません。
ただ、その「愛」や「認める」という行為が欠けたとき、自分の価値まで失ってしまうかのように感じてしまうのは危険です。
あなた自身の価値は、誰かがどう感じるかによって変わるものではありません。自分の存在そのものが尊いものであり、それは誰かの行動や態度に影響されるものではないのです。
自分を責める前に
浮気の経験は、自己肯定感に大きな打撃を与えます。「どうして私がこんな目に…」「私には魅力がないのかもしれない」と、自分を責めてしまうかもしれません。
でも、本当にそうでしょうか?
浮気という行為は、相手の問題であり、あなたの価値とは関係がありません。
たとえば、浮気をする人は「自分自身の不安や未熟さ」に向き合えずに逃げ道を探している場合があります。
それはあなたに何か欠けているからではなく、相手が抱える課題です。
自分の価値を思い出すためにできること
①鏡を見て、自分に優しい言葉をかける
毎日、鏡の前で「私は価値のある人間です」と声に出してみてください。最初は違和感があるかもしれませんが、繰り返すことで心が少しずつ癒されます。
②他人との比較をやめる
SNSや周囲の人と自分を比べてしまいがちですが、それはやめてみましょう。他人の「成功」や「幸せ」に目を向けるより、自分が今持っているものに目を向けてみてください。
③自分が好きなことに時間を使う
趣味や好きな場所に出かける時間を作ることで、自分を取り戻す感覚を得られるはずです。あなたの価値は、他人ではなく、自分の中にあります。
最後に
愛されたい、認められたいという感情は、人間の自然な欲求です。しかし、それが満たされないときでさえ、あなたの価値が変わるわけではありません。
あなた自身が持っている価値は、生まれたときから変わらずそこにあります。それは、誰かに愛されることや認められることに依存しない、あなただけの尊い存在価値です。
どうかこのことを忘れずに、自分を大切にしてください。そして、あなた自身をもっと好きになる時間を取ることを、遠慮せずに許してください。