最近の現場の一つが「イオンモール岡山」付近だったので、いつもの周辺散策です。
僕は、現場の下見をする時は車だけではなく、できるだけ自分の足で歩くようにしています。それは、現場の雰囲気をつかみやすいからです。
さて、今回は、依頼された方から「どうやって尾行とかやってるんですか?」と質問されることがあるので、『探偵の尾行をまく方法』というちょっと変わった視点から、ブログで書いてみようと思います。
しかも、舞台はココ、探偵泣かせ(?)の「イオンモール岡山」にしましょう!
まず、なぜ探偵泣かせなのかというと、建物自体の出入り口が多く、土・日・祝日は人も車も多いので、それだけで見失いやすいですし、しかも、一度見失うと再び見つけるのに時間がかかるからです。
では、さっそく調査対象者の立場から書いていきます。
①まず、車で「イオンモール岡山」に入るときには、地下駐車場に車を停める。その時に、後ろを同じようについてくる車をチェック。探偵の車両の可能性が高い。
②車を地下駐車場に停めたら、エレベーターに乗り、屋上駐車場に移動する。同じように、地下駐車場から屋上までついてきた人物は探偵の可能性が大。
プロの探偵は、この時点で異変に気がつくので、対象者がどの階を押すのか確認して、別の階で降ります。ですから、エレベーターを降りても安心せずに、下から上がってこないかチェックしましょう。
③ここでOKなら、屋上駐車場で待っている浮気相手の車に乗り込む。そして、安心して助手席に乗ってはいけません。後部座席に乗って、建物を出るまで身をかがめて下さい。
もしここで探偵に見られたら、この後、ホテルを探されて車を見つけられたり、ナンバープレートから相手を割り出されたりします。
④最後に、「イオンモール岡山」に戻ってくるときは、間違っても自分の車の近くで降りないように。建物から離れた場所で相手の車から降りて、歩いて戻ってくること。
ここまでやれば、探偵の尾行をまくことは出来ますし、浮気相手を特定されにくいでしょう。
でも、ここまで毎回毎回やる人はいません…。
ほとんどが、気が緩んで浮気相手の家まで直接行ったり、仕事帰りに近くのスーパー駐車場で少し会ったり…。
ある程度の期間をみていたら、必ずボロを出します。
探偵として大事なことは、対象者が警戒していたり用心している行動をした時、いかに相手に気がつかれないかです。
プロは、一生懸命に後をついていくことよりも、どれだけ自然な振る舞いができるかに気を付けて尾行をしています。
そして、相手の気が緩んだ瞬間を逃さないように待ち構えています!