先日、「夫は浮気以外に、ちょっとしたDVやモラハラがありますが、子どもの為に我慢をしたほうが良いでしょうか?」と相談を受けました。
確かに、明らかなDVならば離婚を決断できるのですが、自分の中で「これって耐えられる範囲かな…」という状況だと、ついガマンをしてしまう方もいらっしゃいます。
そこで、今回はお勧めの書籍と共に、これまでの依頼された方の事例も参考にしながら書きます。
『好きな人と「だけ」生きていく』
永松茂久著
離婚を悩んでいる人にとって、かなりインパクトのあるタイトルですが、本の冒頭部分にはこう書いています。
タイトルを見て
「好きな人とだけ?そんなことしていいの?」
「無理無理。そんなことができれば世話ないよ」
「そんな生き方ができれば理想だけど、そんなに甘くはないよね」
「ありえない。それって単なるわがままだよね」
そう思ったあなたへ。読み終わったとき、そのあなたの価値観は、
「それでいいんだ。いや、そのほうがいいんだ」
に変わる。
誤解のないように言うと、この本は離婚を進めている訳ではありません。
離婚をしなくて済むならその方が良いですし、ガマンできるのならお互いが今のまま幸せになれる道を探した方が良いと、著者も言っています。もちろん、僕自身もそう思います。
夫婦でも波長のズレは必ず起きる
独身の頃は、いろいろな人と付き合い、違うなと思ったら別れる。これは、悪い事というよりも次に進むために必要なことだったはずです。
夫婦になってもそれは同じで、価値観がズレたり、お互いのステージが違ったりと、波長がズレることは起きます。
そんな時に、一緒に乗り越えていけるのであればそうしたらいいですが、もしそうでないなら、『別れ』を選択して別々の道を歩んでも良いということです。
実際、当社に調査を依頼された方で、その後は「別居」をしたり「離婚」を選択した方が多いのですが、そういった選択をした方のほとんどが、「最初は不安でしたが、今では心が軽くなりました!」と言われます。
これは夫婦関係だけではなく、親子関係、職場関係、サークルや友人関係など、全てにおいて当てはまります。
誰と一緒に過ごすかはとても大切です。
そして、その誰と過ごすのか?という「選択権」は、常に自分自身が持っていることを忘れてはいけません。
「好きな人とだけ、生きていく」
これはとても難しい事のように思えますが、これからの時代の大切な生き方だと思います。
今回ご紹介したこの書籍の中には、ほかにも「幸せに生きるヒント」がたくさん詰まっています。
心が軽くなるので、ぜひ読んでみて下さい。